2008年 01月 07日
Westreck 初日 |
初日が終わりました。観光2/3、企業プレゼン1/3。
ホテルにチェックインした後早速China Townへ。Dim Sumの評判の高いCity View Restaurantで昼食をとる。美味しいんだけど、一人飲茶はやはりちょっと。。。
午後一番はTPG。Private EquityやHedge FundはHBSの学生の中でも人気が高い分野なので、70名の参加者のうち大多数が参加。サンフランシスコ湾を見渡す眺めの良いオフィスでプレゼンを受ける。Dealの半数はアメリカで、残りの大部分はEUであることから、GDPの規模に比べてアジアでのM&A比率が少ないとし、アジアを成長分野と位置づけているというプレゼン。
これだけだと日本に進出している外資系PEファームと同じ論調だが、面白かったのは、1600年代からのGDP比率の表を提示し、1600、1700年代は中国・インドが世界のGDPの50%を占めていた。1800、1900年代の下降期を経て、今また回復しているんだ。というプレゼン。PEのプレゼンでそんなチャート初めて見た。
日本も入れてほしいな。と思う反面、入れて計算すると、チャートの見え方が変わってしまうんだろうなとも思います。いずれにせよ、こういう場面でつくづく日本のプレゼンスが低くなっている感じは肌で感じます。
日本人と付き合っている中国人女性がいるのですが、彼女は仲間から「なぜ日本人なんかと付き合うのか?もう経済的に魅力的じゃない国だぞ」みたいなことを言われるらしいです。そういう評価軸で判断されることも以外ですが、経済的に魅力的でないと言い切られるのも寂しいですね。
帰国した際、中吊り広告で「中国の富豪が日本の女優を呼んで遊んでる」みたいな見出しがあったのですが、多分嘘ではないし、もっともっとそんな風になってしまうのかもしれません。
写真はTPGのオフィスから。肉眼だともっともっと凄いんだけど。。。奥に見える島が昔の監獄。断崖絶壁で、水温低く、潮流が速いことから、脱出不可能な監獄として凶悪犯や他の刑務所では更正できなかった囚人を収容していたそうです。
午後2つ目はGolden Gate Capital。サンフランシスコらしい名前のこのFund、USD9.0bnもの規模を持つPEファームで、ハーバード、スタンフォード、イェール、MIT、プリンストンなど、有名大学の基金から投資を受けているそうです。このFundの特徴は投資期間を定めないという点。
一般的にPEファンドは、投資期間を5年、ファンドの運用期間を10年と定め、10年経ったら投資家にお金を返すのが慣行となっています。この場合、投資先企業が十分に企業価値が高め切れなかったり、評価額がファンド側からすると納得のいかない額であったとしても、投資先企業を売却し、現金化する必要があります。(株式で分配する方法もありますが)
Fundの期限終了による売り圧力を嫌って、Fundを上場させる例も最近では見受けられ、Ripplewoodがベルギーに上場したのもそういった狙いがあったからです。このGolden Gate Capitalは、Perpetual Vehicleというコンセプトの下、ファンドの運用期間を定めず、いつまでも保有し続けることを可能にしています。これは運用に信用と自信がないとできない芸当で、もし投資がうまくいかず、投資家が資金を引き上げたいと考えると、一気に売り圧力が高まってしまいます。(契約内容詳細は知らないので何らかの手を打っているとは思いますが)
これだけでかいFundなのに、USD10MMのサイズの投資でも、成長や合従連衡の可能性が見込めれば投資をするそうです。戦略コンサル、会計事務所、弁護士事務所にそれぞれ専属のチームを持っていて、DDは同じメンバーでやるなど、システム化されているようです。
夜はサンフランシスコで一番美味しいというThai料理屋を攻め、ケーブルカーに乗って坂の上から夜景を見て、初日が終わりました。
ホテルにチェックインした後早速China Townへ。Dim Sumの評判の高いCity View Restaurantで昼食をとる。美味しいんだけど、一人飲茶はやはりちょっと。。。
午後一番はTPG。Private EquityやHedge FundはHBSの学生の中でも人気が高い分野なので、70名の参加者のうち大多数が参加。サンフランシスコ湾を見渡す眺めの良いオフィスでプレゼンを受ける。Dealの半数はアメリカで、残りの大部分はEUであることから、GDPの規模に比べてアジアでのM&A比率が少ないとし、アジアを成長分野と位置づけているというプレゼン。
これだけだと日本に進出している外資系PEファームと同じ論調だが、面白かったのは、1600年代からのGDP比率の表を提示し、1600、1700年代は中国・インドが世界のGDPの50%を占めていた。1800、1900年代の下降期を経て、今また回復しているんだ。というプレゼン。PEのプレゼンでそんなチャート初めて見た。
日本も入れてほしいな。と思う反面、入れて計算すると、チャートの見え方が変わってしまうんだろうなとも思います。いずれにせよ、こういう場面でつくづく日本のプレゼンスが低くなっている感じは肌で感じます。
日本人と付き合っている中国人女性がいるのですが、彼女は仲間から「なぜ日本人なんかと付き合うのか?もう経済的に魅力的じゃない国だぞ」みたいなことを言われるらしいです。そういう評価軸で判断されることも以外ですが、経済的に魅力的でないと言い切られるのも寂しいですね。
帰国した際、中吊り広告で「中国の富豪が日本の女優を呼んで遊んでる」みたいな見出しがあったのですが、多分嘘ではないし、もっともっとそんな風になってしまうのかもしれません。
午後2つ目はGolden Gate Capital。サンフランシスコらしい名前のこのFund、USD9.0bnもの規模を持つPEファームで、ハーバード、スタンフォード、イェール、MIT、プリンストンなど、有名大学の基金から投資を受けているそうです。このFundの特徴は投資期間を定めないという点。
一般的にPEファンドは、投資期間を5年、ファンドの運用期間を10年と定め、10年経ったら投資家にお金を返すのが慣行となっています。この場合、投資先企業が十分に企業価値が高め切れなかったり、評価額がファンド側からすると納得のいかない額であったとしても、投資先企業を売却し、現金化する必要があります。(株式で分配する方法もありますが)
Fundの期限終了による売り圧力を嫌って、Fundを上場させる例も最近では見受けられ、Ripplewoodがベルギーに上場したのもそういった狙いがあったからです。このGolden Gate Capitalは、Perpetual Vehicleというコンセプトの下、ファンドの運用期間を定めず、いつまでも保有し続けることを可能にしています。これは運用に信用と自信がないとできない芸当で、もし投資がうまくいかず、投資家が資金を引き上げたいと考えると、一気に売り圧力が高まってしまいます。(契約内容詳細は知らないので何らかの手を打っているとは思いますが)
これだけでかいFundなのに、USD10MMのサイズの投資でも、成長や合従連衡の可能性が見込めれば投資をするそうです。戦略コンサル、会計事務所、弁護士事務所にそれぞれ専属のチームを持っていて、DDは同じメンバーでやるなど、システム化されているようです。
夜はサンフランシスコで一番美味しいというThai料理屋を攻め、ケーブルカーに乗って坂の上から夜景を見て、初日が終わりました。
by ryuhei_21
| 2008-01-07 23:59
| 出来事